宇宙に存在するすべてのものは、「陰陽の消長」と「五行の関係」が基になっています。
「陰陽」は相反する本質からなるものですが、反発しあうものではなく、互いのバランスをとることで和合が成立します。
人の身体なら、陰陽の調和が乱れると体調不良に陥ると言われますが、心もまた同様です。
陰陽は細分化する傾向をもち、森羅万象にあらわれます。
「五行」は木火土金水の五つのエレメントで、それぞれの気=エネルギーと解釈してください。
五つの気の相互の働きが、様々なものに影響を与えます。
九星は、以下の九種類になります。
一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星
人は生まれた瞬間、そこに存在する九星のエネルギーを取り込み、始めの一歩を踏み出します。
年・月・日・時の全てに九星は存在しますが、もっとも影響が大きいのは「本命星」と呼ばれる「生まれ年の九星」です。
ここで注意が必要なのは、気学では二十四節季の「立春」から新しい年が始まりますので、「節分」以前の生まれの方は、前年の九星になります。
一覧表には、毎年の九星の始まりの日が記載されています。
ご自身の生まれ年の九星を調べましょう。
陰陽五行を基にした九つの命である「九星」を使って様々な事象を占う占術で、その起源は古代中国にさかのぼります。
占いは「命占」・「卜占」・「相占」に分けられます。
「命占」は、その人が生まれた年月日時により占うもので、気学・四柱推命・西洋占星術などがあります。
「卜(ぼく)占」は、道具を使って占うもので、筮竹やサイコロを使用する易や、タロットなどのオラクルカード占いなどがあります。
「相占」は、姿かたちで占う手相・人相・家相・墓相・印相・風水などになります。
「命占」の一つである気学では、陰陽五行を基本とし、その人が生まれた年・月の九星から、その方の行動パターン・運勢傾向などを占います。
「九星」とは、一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の九種類になりますが、ここでいう「星」は夜空にきらめく星ではなく、「気」あるいは「エネルギー」のようなものと解釈してください。
気学は、九星の特性を理解し、自分自身や周囲の人々を客観視するための道具になります。また、吉方位を割り出し、吉方位に動くことでプラスのエネルギーを受け、運勢を良い方向に動かすものです。気学をマスターして、自身の努力に吉方位の力をプラスすることで、福運の波に乗り進みましょう。